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illustrator 波田佳子のdaily report   当ブログの画像及びイラストの無断転載及び無断使用を禁止します。
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私の誕生日に不思議な縁で巡り会った愛猫みーにゃんが
2012年3月23日午前3時半頃、
わずか1歳7ヶ月という若さで、宇宙へ旅立ちました。

多大なお金とストレスをかけて行った精密検査でも
はっきりとした病名はつかず、
おそらくは自己免疫疾患であろうという
あいまいな診断のまま逝ってしまいました。
おかしくなったきっかけはワクチンだったのですが、
これについてはまたいつか機会があれば書き残しておこうと思います。





具体的な症状は、肝臓、腎臓、腸、関節などにひどい炎症をおこし、
最後は腸の炎症によるひどい水下痢が2ヶ月以上続き、
脱水、貧血、栄養不良諸々で、数々の治療もむなしく、
徐々に衰弱、死亡に至りました。

自己免疫疾患とは、本来は敵を攻撃するはずの免疫細胞が、
間違って自らの体を攻撃してしまうやっかいな疾患のことです。
これによるものかどうかは確定できなかったのですが、
もういなくなってしまったのは事実です。

何人かの知人、友人から、お悔やみ、励ましの言葉をいただきました。
ありがとうございました。

みーにゃんは私にとってペットではありませんでした。
友達、親友、相棒、そんな感じです。
1年7ヶ月という短い期間でしたが、
とてもたくさんの時間を共有してきました。

生まれた時から、お世辞にも恵まれてるとはいえず、
生後3週間で立体駐車場の地下深くに落ちてしまったため
母猫にも見捨てられ、
拾った時も、あと数時間で死んでしまっていたかもしれない状態。
おまけに成長期に病気になったせいで、子猫のようにちっちゃいままで、
運動能力も退化してしまい、
猫としては、 ハンデだらけだった彼が (病気が重篤になってからは特に)
必死で生きようと頑張ってた姿を思い出すと、ほんと切ないです。

これも彼の持って生まれた運命だと、
いつか思えるようになるのかもしれません。
でも今は、その運命を変えれなかったこと、奇跡を起こせなかったこと
また猫らしい生活を送らせてあげることができなかったこと、
本当に悔しいです。正直くそっ!!という思いで一杯です。
だって逝ってしまう、最後の最後まで彼は
「もっと生きたかった」はずなのです。

最強の下痢止めももう効かなくなっていたり、消炎剤で黄疸でたり
エリスロポエチン(造血を促すホルモン製剤)でご飯を食べなくなり
危ない状態になったり…etc
そんな経緯もあって後半は、もう薬を使っていなかったにもかかわらず
自力で何度か回復を見せたり、その頑張りは半端じゃなかったです。
私も、彼の力を信じてあげようと思い、
彼を治す、ではなく、彼が自分で治す手伝いをしよう、
という考えに次第に変っていきました。

彼にとって生きるとは食べることのようでした。
元気な頃は、それは「食いしん坊」という事だったのですが、
病気が重篤になってからは、
「食べなければ死ぬ」に変っていたように思います。

吐いても、黄疸でても、どんな時でも必死で食べようとしました。
最後の頃は、もう食欲なんてないはずなのに、
何時間も何時間もかけて、必死で食べました。
そして逝ってしまう前日、
さすがにもう朝から食べれなくなっていたのに、
私が寝ている間、台所に残っていたブリの水煮を、
鍋に顔突っ込んで食べていたのです。
ここまでくるともう感動的です。

そして次の日の夜中、容態が悪化、
みーにゃんはブリの匂いをさせたまま逝ってしまったのです(苦笑)
ほんとみーにゃんらしいなぁ。

最後は私にだっこされ、だっこされた形のまま逝ってしまいました。
少なくとも一人で寂しい想いをして逝かなかったことが
唯一の救いです。

みーにゃんと私の珍道中は、
そのうちちょこちょこ小出しにしていこうと思います。

みーにゃんに実際会ってくれた友達、
今ブログで知ってくれたみなさん、
みーにゃんという猫がいたこと、知ってくれてありがとうございます。

そしてお世話になった動物病院の先生方、スタッフの皆様、
カイロプラティックの先生、ホメオパスさん、気功師の先生方、
明治神宮、
ほんとにありがとうございました。

↓そしてこれは彼からのささやかなプレゼントです。
(頭の上にハートが2つあったのですよ。)



「じゃあね〜、みんなばいばい〜」










以下みーにゃん想い出アルバムです。




拾われた日。何かいたいたしい…。

 





ちっちゃいね〜、手のひらにすっぽり






2日目、ちょっと猫らしくなりました。まゆげがあるね。






袋のネズミならぬ袋猫







箱入り息子







魅惑のツーショット






虫発見!






セクシーポーズ






まったり













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>白い男さん
コメントありがとうございます!
いえ、私も小さい頃はこんな感じにはならなかったです。
たぶんみーにゃんは、出会い方とか出会った時期とか、いろんな意味で
特別だったんだと思います。
それに、病名もはっきりしなかったり、いろいろ謎を残したまま逝ってしまったので、気持ちの整理がなかなかできないのです。
「猫の姿をしてるけど、おまえはいったい何者なの?」と思うような事も
しばしばありました。なんだかミステリアスな猫だったんですよ(笑)
管理人 2012/04/17(Tue)05:25:05 編集
>みやこくん
コメントありがとう!
う〜、そんなこと言ってくれて涙がでそう。
もう3週間以上もたったのに、まだちゃんと受け入れられてないです。
ほんとおばけでもいいから、もう一回出て来てくれないかなぁって思ったり…。
でも、こんなに大事に思える猫に出会えて、むしろ私の方が幸せだったと思います。
管理人 2012/04/17(Tue)05:11:11 編集
無題
かわいい子ですね。
こどもの頃、猫を飼ってましたが亡くなったときもそんなに感慨に耽る事がなかった。子供の頃だったとは言え、そんな自分が時々いやになります。波田さんが羨ましいです。
白い男 2012/04/16(Mon)22:22:34 編集
無題
みーにゃんは幸せだったと思いますよ。
波田さんに可愛がられ、大切な思い出となって心に残る。
それだけでもこの世に生まれた意味があったと思いますよ。
みやこ 2012/04/16(Mon)17:30:31 編集
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プロフィール
HN:
ドクロちゃん
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性別:
女性
自己紹介:
波田 佳子
illustrator

乙女座 O型

福岡県出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科中退。 '99長年の音楽活動停止と同時ににイラストレーターとして活動。
MJ10期生
雑誌、書籍、Web、TV等、媒体多岐。

第11回ノート展 審査員賞受賞
(原田治氏選)

最近の主なお仕事

みんなのうた「数え歌/池田綾子」(animation:鈴木哲)や
おかあさんといっしょ「ドンスカパンパンおうえんだん」(animation:久澤謙二郎)の
キャラクターを手掛ける

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