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illustrator 波田佳子のdaily report   当ブログの画像及びイラストの無断転載及び無断使用を禁止します。
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ちょっと前の話になりますが、たしかお正月だったかな、
ケーブルTVで「空気人形」をやっていて、
久々に見た素晴らしい日本映画だったので、
忘れないうちに書いておこうと思います。

空気人形=ダッチワイフのことというのは想像つくと思いますが、
その人形が心を持ってしまうお話です。
(これから見ようと思っている人は読まない方がいいかも知れません)

人形が心を持って、だんだん人間のようになっていく過程で、
生きるという意味を教えてくれます。

自分の価値って何だろう?それは誰かに、何かに、必要とされていることを
確信できれば、あまり考えなくてすむことかも知れません。
でもそれがなければ?
自分のことを空っぽの人間だと思っている人たちが
この映画には何人かでてきます。
中身が空気だけの空気人形は、この「空っぽ」達の象徴的存在でもありました。

途中、詩を朗読するシーンがあるのですが、
この詩がまた素晴らしく、美しく、涙が止まりませんでした。
この詩が語っていることが、まさにこの映画のいいたい事では?
誰だって、何だって、気がつかなくても、何かを与えていたり、もらっていたり…。
空っぽで価値のない人間だと思っていても、
誰かの何かになっているんだよ、気づいてなくても、と言っています。

空気人形が恋する相手とのラブシーンがあるのですが、これがまた凄い。
空気を抜いて、また空気を入れる、また空気を抜いて空気を入れる。
空気人形にとって空気は命。命を抜いて、命を入れる、
究極のエロティシズムですよね。

エンディングもまた素晴らしかったです。
ゴミ置き場でゴミにかこまれ空気が抜けて行く空気人形の最後。
でもその抜けていく空気によって起こったことが ステキすぎて泣けました。
これこそ、まさにあの詩が語っていたことそのもの。
最後がゴミ置き場ということも、そこに並べられたゴミも、
全て意味があって 圧巻です。

とても美しい映画です。
人生を重ねた人こそ見て欲しい、そんな映画でした。
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プロフィール
HN:
ドクロちゃん
HP:
性別:
女性
自己紹介:
波田 佳子
illustrator

乙女座 O型

福岡県出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科中退。 '99長年の音楽活動停止と同時ににイラストレーターとして活動。
MJ10期生
雑誌、書籍、Web、TV等、媒体多岐。

第11回ノート展 審査員賞受賞
(原田治氏選)

最近の主なお仕事

みんなのうた「数え歌/池田綾子」(animation:鈴木哲)や
おかあさんといっしょ「ドンスカパンパンおうえんだん」(animation:久澤謙二郎)の
キャラクターを手掛ける

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